麻疹は、非常に感染力の高いウイルス感染症です。近年、世界各地で再び流行しており、日本でも患者数が増加しています。
麻疹(MR)の症状
麻疹の主な症状は、以下の通りです。
- 高熱(38℃以上)
- 咳
- 鼻水
- 目の充血(結膜炎)
- 全身に赤い斑点が現れる発疹
これらの症状は、感染してから10〜12日後に現れます。
麻疹の合併症
麻疹は、重篤な合併症を引き起こす可能性があります。主な合併症は以下の通りです。
- 肺炎
- 脳炎
- 中耳炎
これらの合併症は、特に乳幼児や免疫力が低下している人に多く見られます。
麻疹の後遺症は、麻疹ウイルスに感染した後に発生する長期的な健康上の問題です。最も一般的な後遺症は、亜急性硬化性全脳炎 (SSPE) です。SSPE は、脳と神経系に影響を与えるまれで進行性の病気です。通常、麻疹に感染してから数か月から数年後に発症します。SSPE の症状には、発熱、頭痛、けいれん、意識障害などがあります。SSPE は通常、致命的です。
麻疹は非常に感染力の高い病気であるため、予防接種を受けることが重要です。麻疹ワクチンは、麻疹、おたふくかぜ、風疹から 97% 有効です。
麻疹の予防
麻疹は、ワクチンで予防することができます。麻疹ワクチンは、2回の接種で97%以上の有効性を示します。
麻疹が流行している今、改めて予防接種を検討しましょう
麻疹は、かつては多くの子どもが罹患する病気でしたが、現在はワクチン接種によって患者数が大幅に減少していました。しかし、近年、ワクチン接種率の低下により、再び流行の兆候を見せています。
麻疹は、重篤な合併症を引き起こす可能性があり、場合によっては死に至ることもあります。
今まさに流行している麻疹から身を守るために、改めて予防接種を検討しましょう。
練馬クリニックでも予防接種が可能です。
電話:03-6904-7305で案内しております。
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