マダニ媒介とは、マダニに刺されることによって病原体が人に感染することを指します。
マダニは草むらや藪など、自然環境に生息する小型の節足動物です。これらのマダニの一部は、ウイルスや細菌などの病原体を保有しており、人に刺すことでこれらの病原体が人に感染します。
マダニ媒介によって引き起こされる病気は、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、つつが虫病、ダニ媒介脳炎、ライム病、日本紅斑熱などがあります。これらの病気は、発熱、頭痛、発疹、筋肉痛などの症状を引き起こす可能性があり、場合によっては重症化することもあります。
マダニ媒介感染症を防ぐためには、以下の対策が有効です。
- マダニが多く生息する場所に入る際には、長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を少なくする。
- 虫よけスプレーを使用する。 *帰宅後は衣服や体をよく確認し、マダニが付いていないかを確認する。
- マダニに刺された場合は、無理に引き抜かずに、医療機関を受診する。
マダニ媒介感染症は、適切な対策をすることで防ぐことができます。野外活動をする際には、上記の対策を参考に、マダニに刺されないように注意しましょう。
参考資料:
- 厚生労働省 – マダニ媒介感染症:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/AA10K-0000164495.html
- 国立感染症研究所 – マダニ媒介感染症:https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ta/tick-encephalitis.html
- 北海道 – ダニ媒介感染症について:https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/f33madani.html
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