楽天モバイルと“情報を取りに行く力”の話
こんにちは、練馬クリニックの小児科広報です。
「子どもにスマホを持たせるのは早い?」「ネットは危ない?」「制限は必要?」
そんな声を日々の診療でもよく耳にします。
でも、私の考えはちょっと違います。
“フィルターをかけずに使わせる”という選択をしています。
そして、その前提として私が選んだのが「楽天モバイル」でした。
こどもの楽天モバイル、ここが助かってる
うちでは子どもに、楽天モバイルの「最強こどもプログラム」を契約しています。
月480円(税込528円)で3GBまで使えるので、連絡用や見守りアプリには十分。
実際に使ってみて、「これは助かるな」と思ったポイントがこちらです:
- 料金が安くてプレッシャーがない(“とりあえず持たせる”にぴったり)
- LINE通話・GPSアプリも問題なく動作
- 自宅(山梨)でも電波が安定している
- iPhone(白ロム)に挿すだけで簡単に使える
- 通話料も“楽天リンク”でカバーできるので家計にもやさしい
ちなみに私は、楽天モバイルとauを併用しています(auはメインに楽天はテスト用)。
以前ソフトバンクを使っていた時期、自宅では完全に圏外で、保育園からの連絡も受け取れなかった経験がありました。
だからこそ、「通信が安定していて、安心できる」ことは、私にとってすごく大事なポイントでした。
あえて“フィルターをかけない”理由
スマホを持たせるとき、
「変なサイトを見るかもしれない」「SNSで知らない人と繋がるかも」と不安に感じる親御さんも多いと思います。
でも、私はそこにフィルターをかけて守ることはしません。
代わりに、「気になることがあったら、一緒に調べようね」と伝えています。
“うそをうそと見抜けない人は、インターネットを使うのは難しい”
— 西村博之
この言葉が好きで、私の子育てにも反映されています。
ネットは危ない場所ではなく、「情報を選ぶ力」を育てる場。
子どもが自分で調べて、選んで、違和感を持つ練習をしていくことが大事だと思っています。
「動画で学ぶ」は、現代の“辞書を引く”行為
テレビや学校で「へえ、そうなんだ」と思ったこと。
昔なら、そのあとに図書館へ行ったり、辞書を引いたりして、“自分で掘る”という行為が当たり前にありました。
いま、それがYouTubeやスマホになっただけだと思います。
テレビで流れたニュースをYouTubeで検索してみる。
学校で出てきた言葉をスマホで調べて、自分なりに理解しようとする。
それって、「受け身の情報を、自分の知識に変える」ための行動で、
本質的には昔となんら変わらない“学び”のスタイルなんです。
動画のほうが視覚・音声情報が伝わるぶん、
感情も表情も含めて一次情報に近いことすらあります。
だから私は、YouTube=ダメ、ではなく、辞書や地図の現代版として受け止めるようにしています。
子どもが“見てしまった”とき、うちはパーティです
ある日、子どもが「生理」や「おりもの」について調べていたことがありました。
“えっ?”と思う親も多いかもしれません。
でも私は、怒るどころか、「それに興味を持った」ことが成長だと思いました。
それ、調べようと思ったの?すごいじゃん。
じゃあちゃんとした情報、一緒に見ようか。
こういう瞬間は、うちでは“パーティ”です。
知りたがる力が育った瞬間を祝いたい。
恥ずかしいことでも、隠さないこと。
「正しい情報に触れる姿勢」を親が見せること。
それが、うちの性教育のベースになっています。
まとめ|スマホは、未来の辞書です
スマホは敵ではありません。
正しく使えば、辞書にも、地図にも、教科書にもなる。
そして、親がそれを信じて見守れるかどうかで、
子どもは「検索すること」「考えること」「学ぶこと」に前向きになります。
私は子どもに、“情報を取りに行く力”を育ててほしい。
だからこそ、スマホを使わせて、あえてフィルターをかけないという選択をしています。
それが、うちの子育てです。
練馬クリニック 小児科広報