予防接種は何歳から始められる?|練馬クリニック
✅ 生後2か月でスタートする主なワクチン
赤ちゃんの予防接種は、生後2か月から本格的に始まります。
以下の4つのワクチンが中心となり、多くの場合は同時に接種していきます。
ワクチン名 | 主な対象・特徴 |
---|---|
B型肝炎ワクチン | 肝炎ウイルスの感染予防。生後2か月から開始。 |
ロタウイルスワクチン | 胃腸炎の原因となるウイルスを防ぐ経口ワクチン。 月齢制限あり(14週6日までに初回) |
小児用肺炎球菌ワクチン | 重症肺炎・髄膜炎の原因となる細菌を防ぐ。 |
五種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib) | ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ、ヒブを1本で予防できる。 |
※五種混合ワクチンは、当院が導入している注射の回数を減らせる新しいワクチンです。
これらは同時に進めることで、接種漏れを防ぎながら効率よく免疫を獲得できます。
ご不安な方は、接種スケジュールの相談からでもお気軽にご連絡ください。
⚠️ ロタウイルスワクチンの接種は“生後14週6日まで”にご注意ください
ロタウイルスワクチンは、腸重積(ちょうじゅうせき)というまれな副反応を防ぐため、
初回接種のタイミングに厳しい上限が設けられています。
✅ 初回接種は「生後14週6日まで」に受ける必要があります。
これは、15週を過ぎてから接種した場合、腸重積の発症頻度がやや高くなるという報告があるためです。
🔍 腸重積とは?
腸の一部が隣の腸に入り込んでしまう状態で、
腹痛や嘔吐・ぐったりするなどの症状を伴い、早期の医療介入が必要になります。
そのため、ロタウイルスワクチンはできるだけ早く、スケジュール通りの接種開始が推奨されています。
✅ 接種スケジュールは“同時進行”が基本
予防接種は「1本ずつゆっくり」ではなく、
複数のワクチンを同時に接種してスケジュール通りに進めることが推奨されています。
当院では、五種混合ワクチンを採用しており、
ヒブ+DPT+ポリオを1本にまとめることで、注射の回数を減らすことも可能です。
✅ 不安なときは「医師と一緒に進める」だけで大丈夫
「スケジュールをどう組めばいいかわからない」
「体調が万全じゃないときにどうしたらいいの?」
そんなときは、医師が体調や進行状況を見ながら、最適なペースをご提案します。