「うちの子、もしかしてりんご病かも…?」と心配されているママ・パパへ。
この記事では、りんご病について、お子さんの様子を観察する際のポイントや、受診の目安など、役立つ情報をわかりやすくご紹介します。
りんご病ってどんな病気?
りんご病は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスが原因で起こる感染症です。主に幼児期から学童期に多くみられ、春から夏にかけて流行することが特徴です。
りんご病の特徴的な症状
りんご病は、特徴的な発疹が出ることで知られています。
- 頬の紅潮: 両頬がリンゴのように赤くなることから「りんご病」と呼ばれるようになりました。
- レース状の発疹: 頬の紅潮の後、腕や足にレース状のまだら模様の発疹が出ることがあります。
- 風邪のような症状: 発疹が出る前に、発熱、咳、鼻水、筋肉痛などの風邪のような症状が出ることもあります。
りんご病の感染経路
りんご病は、主に飛沫感染と接触感染によって広がります。お子さんが幼稚園や保育園で他の子供から感染することが多いです。
りんご病の潜伏期間
ウイルスに感染してから症状が出るまでの潜伏期間は約1週間です。症状が出る前の一週間ほどは、他の子供にうつしてしまう可能性があるため注意が必要です。
りんご病の治療法
りんご病の治療には、特効薬はありません。そのため、対症療法(症状を和らげる治療)を行います。
- 発熱: 熱が高い場合は、解熱剤などを服用します。
- かゆみ: かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン剤などを服用します。
りんご病にかかったときの注意点
- 安静: 熱がある場合は、安静にすることが大切です。
- 保湿: 発疹がかゆい場合は、保湿剤を塗ってあげましょう。
- 水分補給: 熱で体内の水分が失われるため、こまめな水分補給を心がけましょう。
いつ病院を受診すればいいの?
- 高熱が続く
- ぐったりしている
- 呼吸が苦しい
- 発疹がひどい
- 心配なことがある
上記のような症状がある場合は、早めに小児科を受診しましょう。
登園・登校について
りんご病にかかってしまったら、登園・登校をどうすればいいか悩んでしまいますよね。
りんご病は、発疹が出る前の潜伏期間中に最も感染力が強いです。そのため、発疹が出る前に他の子供にうつしてしまう可能性があります。
発疹が出ている間は、他の子供への感染を防ぐために、登園・登校を控え、自宅で安静にすることが推奨されます。
頬が赤くても、 熱や風邪症状がなく普段とおりすこせていれば、 保育園に行かせてかま いません。
コメント